バマコ市イリマジョ地区保健センター視察

平成27年5月20日

2015年5月20日、松原昭在マリ日本大使と国連世界食糧計画(WFP)マリ事務所のサリー・ヘイドック代表はイリマジョ地区保健センター(CSCOM)を訪問し、イブラヒム・シセ保健センター所長の案内で、受け入れセンター、保護及び集中型栄養教育のための設備(URENI)、食料倉庫等を視察しました。
同保健センターは、日本の支援によって事業を実施しているWFPのプロジェクトサイトの一つです。


マリ全土での重度の栄養失調者の割合は13,3%に上り、とりわけトンブクトゥ、セグー、バマコ市ではこの割合は危機的レベルである15%近くに上ります。この状況に対応するため、WFPは日本政府の支援を受け、イリマジョの地域保健センターでの栄養失調対策事業を実施し、2014年には964人の栄養失調患者(そのうち6~59ヶ月の幼児が612人、妊娠及び授乳中の女性352人) が治療を受けました。


松原大使は視察の最後に、日本の支援が有効に使われていることに満足していると述べました。また、センター代表はWFPを通じた日本の支援により保健センターにおける幼児の栄養失調対策事業が大いに前進したと語りました。



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