マリにおけるエボラ出血熱患者第2例目の発生

平成26年11月13日
 WHOインターネットのホームページ上で,マリで第2例目となるエボラウイルス疾患による死者について以下のとおり発表しました。

1 死亡したのは首都バマコ市に所在するパスツールクリニックの看護師である。

2 この看護師は11月10日にエボラの様の症状を呈したため隔離された。この看護師はギニアから来た患者が10月25日にこのクリニックに入院し,急性腎不全として治療された際,同患者の看護に携わっていた。この患者は入院中に各種検査が行われたがエボラ出血熱の検査はされずに,10月27日に腎不全で死亡した。遺体はギニアに運ばれて埋葬されたが,その後,患者の家族内にエボラ出血熱感染者が発生したため,ギニアの保健当局からマリの保健当局に通報されエボラ出血熱の感染が疑われた。また,看護師は11月11日に血液検査でエボラ出血熱の確定がなされたが,同日夜に死亡した。

3 ギニアからの患者がパスツールクリニックに入院中,面会に来た友人がその後謎の疾患で急死しており,この患者共々エボラ出血熱による死亡が推測されるが,検査のための検体は得られておらず,確定には至っていない。

4 このギニアからの患者は大イマームという高い地位にある人物であったため,その死後,遺体はバマコ市内のモスクに運ばれて体を洗い清めるなどの儀式が行われた。その後,遺体はギニアのクレマレ村に運ばれ,そこで葬儀と埋葬が行われた。この一連の行動により,かなりの人数の濃厚接触者がいるものと見られているが,現在調査中である。

5 現在のところ,28名のパスツールクリニックの医療従事者が接触者として監視対象となっており,同病院は現在一時閉鎖されている。